田作りは祝い肴、あるいは屠蘇肴と言われる三種肴のうちのひとつで、小さいカタクチイワシを使って作るので、そのカルシウム豊富な栄養面でも、子どもにもぜひ食べてもらいたいお正月料理です。
このカタクチイワシの幼魚を干したものは、ごまめとも言われ、昔、田畑の肥料としてごまめが使われたことから田作りと呼ばれるようになったそうです。
田作りは縁起物とされ五穀豊穣を願う、お正月料理には欠かせない一品となっています。
田作りの簡単な作り方を紹介したいと思います。
材料:
ごまめ…50g
砂糖…大さじ3
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
酒…大さじ1
白ごま…大さじ1

1.フライパンにごまめを入れ、弱火で焦がさないように乾煎りし、
ごまめを一つ取り出してみて、手でポキンと折れるくらいにな
っていたらフライパンから取り出して粗熱を取る。
2.鍋かフライパンに砂糖、みりん、しょうゆ、酒を入れて半量くら
いになるまで煮詰める。
そこへ「1.」のごまめを入れて手早くからめる。
3.「2.」をクッキングシートに広げて冷まし、白ごまをふる。
ごまめは、電子レンジを使って炒ることもできます。その場合はなるべく底の広い耐熱皿にごまめを広げて入れ、ラップをかけずに3〜4分ほど加熱します。
均一に加熱するためにも、途中2,3回取り出して上下を返してください。